テンプル特殊加工
本日の加工は中尾先生の特殊加工でございます。
有名ブランドのフレームを使ってのレンズを入れる作業。
ブランド品のカッコいいフレームは顔に沿ってカーブが付いている事も多いのですが強度近視などに用いられるフラットな薄型レンズで普通に枠入れすると随 分形が変形してしまいます。
出来ればこのようなレンズチョイスは避けたいものですが、お客様のご要望で加工する事もあります。
そんな時の㊙テクニックを実践中です。
これが元の合い口です
蝶番の合口にアセテート生地を張り、テンプル開き角を調整しています。
(練習で良く見えた方が良いので透明を張っていますが、本番では同色生地を使用します)
大雑把に張り付けた後はひたすらヤスリを使った細かい作業…
ヤスっては角度を確認の繰り返しで
元の形はこんなに開いてブカブカの状態
まあ、何という事でしょう
メガネの幅が狭くなりました(ちょっと狭すぎ)
アセテート生地を張ったのがお客様から見て分からない程度が目標です。
こんな手間が掛かる事、普通のメガネ屋さんもしていませんが
これに困っているお客様は大勢いらっしゃいます。
こんな知恵も覚えておいてくださいね。
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コメント
まだ卒業してすぐの頃、セルフレームに球面プラスの強めのカーブのレンズ入れたら幅狭くなりすぎに…。どうしていいのか分からずアタフタアタフタ。先輩に助けてもらいました。
みんな失敗して、みんなに助けてもらって、少しずつ出来るようになっていきます。
眼鏡学校の生徒の皆さん、今のうちに色々失敗して何でも出来るようになって下さいね。
投稿: はなはなマロン | 2015年9月16日 (水) 21時14分
私も学校で教えてもらいたかったです。
投稿: ケン・バーン | 2015年9月18日 (金) 08時23分
貼ったり削ったり磨いたり、すべてはお客様の為に!!
投稿: 卒業生代表 | 2015年9月18日 (金) 19時46分