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2015年9月28日 (月)

加工室の風景

本日は講師をされています船本先生がご自身のお店のホームページで書かれている眼鏡学校の記事をご紹介いたします。

 

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手摺りの加工機がずらりと並ぶ加工室。

 

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もちろん、最新の機械もありますが、基本は手摺りです。

 

私も現役時代、丸いレンズを正方形に仕上げ、4面どこでも安定して立てることができるよう、徹底的に仕込まれました。

 

整 然と並んだ箱。

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カギ箱といいます。

 

ガラスレンズをレンズカッターで切った後、手摺り仕上げの前に切断面を整える器具です。

力の入れ方を誤ると、ピンッと割れてしまいます。ときには、怪我もします。

 

箱の中は、この通り。

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切断されたレンズ片とカ ギ落とされたレンズの粉でいっぱい。

 

このレンズの破片は、工場で溶かされ再生されます。

フィッ ティングやプラスチックフレームの加工、調整には、温風機を使います。

 

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昔は、電熱器も使ったので、加工室でもちょくちょく発火していました。

 

温風機だからといって、油断は禁物。

 

Photo_6

 

そうそう、多目的教室には、

レンズメーターが並んでいます。

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望遠鏡式のいわゆるアナログです。

 

現在の眼鏡店や医療現場で使われているのは、ほとんどがデジタルレンズメーターでしょう。

 

デジタルメーターは、速く、確かに正確ですが、いわばブラックボックス。

 

光学がわかっていなければ、ただ、データに振り回されるだけです。

 

アナログでピントを合わせることで、光学の基礎もたたき込みます。

 

そうすることで、眼鏡技術者に必要なスキルが、確実に身に付きます。

 

いまどきめったに見ないガラスレンズ。

全自動加工機全盛のご時世に手摺りの特訓。

 

手前味噌ですが、アナログな、一見、時代遅れな、この過程を学んだ技術者こそ、本当の「眼鏡屋」になれると思っています。

 

誰もいない加工室で、30年前を思い出し、つい、熱く語ってしまいました。

 

詳しくはこちらのページへどうぞ

フナモトメガネ・ブログ

http://fnmtmgn.exblog.jp/

 

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コメント

素晴らしい!その通りです。
学校を離れた私だけが思ってるのでなく、学校の講師が私と同じ思いでいらっしゃり、今の学生にそれを伝えてくださる。
私も、いい眼鏡屋さんになれるようにもっと頑張らないといけませんね!

投稿: 卒業生代表 | 2015年9月28日 (月) 19時40分

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